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2020年 09月 22日
22 Sep. 2020 (Tue)
エルトン・ジョンのボックスセット「Jewel Box」の発売が発表された。

CD8枚組、LPは3アイテムに分けての発売となる。内容はというと、ヒット曲満載の「Diamonds」(2017年)の続編という感じになっていて、本人選曲による裏ベスト「Deep Cuts」、デビュー前後のデモが中心の「Rarities」、Rocket移籍後のシングルB面曲を集めた「B-Sides」、自伝で言及のあった曲で構成された「And This Is Me...」の4パートに分かれている。

「Deep Cuts」の選曲にはマニアほどいろいろ言いたいこともあるだろうけど、ひと足先に並べて聴いてみて、見落としてしまっていた佳曲の存在に気づかされることには違いないだろうなと。僕からの言いたいことは、バーニーほぼ不在の「A Single Man」から「The Fox」までの時期がすっぽり抜け落ちているのがやはり残念、「The Union」から3曲は多くない?、全曲スタンダードの「Captain Fantastic」から3曲も "Deep Cuts" はないだろう、初期のB面曲が入っててもよかったのでは?、大量に存在するオムニバスの企画盤提供曲とかも1曲くらい…などなどうんたらかんたら。

逆に、バーニー復帰後の’80年代の諸作からはわりと拾われていて、リマスタープロジェクトから漏れていた「Leather Jackets」からも1曲選ばれているのが(「Diamonds」に "Victim of Love" が選ばれているのと同じくらい)驚き。なお、Apple Music「通のためのエルトン・ジョン」プレイリストとのかぶりは以下の6曲。

Too Low for Zero
The New Fever Waltz
Crystal
Tell Me When the Whistle Blows
Shoot Down the Moon
Have Mercy on the Criminal

個人的には "Ticking" と "Chameleon" の2曲が選ばれているだけでもこの選曲者「わかってるな」と言いたくなる。まあ、ご本人選曲なので神をも畏れぬ暴言なわけだけど(でも "I Feel Like a Bullet" が入らないのはうんたらかんたら)。

「B-Sides」についても言いたいことが山ほどあるので、後日。


by deadfunny | 2020-09-22 11:06


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