2005年 04月 10日
10.Apr.2005 (Sun)
何もない日曜日。テレビをつけるとオリックスと楽天の試合を放送しているので、ぼんやり眺めることにした(傍らで「DEATH NOTE」を一気読みしていたのだが、それは別の話だ)。

楽天の試合は実は何度か目にして少しずつ慣れては来ているのだが、オリックス・バファローズに関してはどうにも違和感が拭い去れない。やっぱり子供の頃からバファローズといえば近鉄バファローズのことであり、バファローズと呼ばれている球団に昨年まで近鉄にいた選手や、あるいはたとえラルフ・ブライアントがいようと、ユニフォームは昨年までライバルチームが着ていたもののデザインなのである。そして、その袖に「近鉄」の文字があるのもなんとも紛らわしい。

一方では楽天に礒部、高須、吉岡、川口といった元近鉄の選手が並ぶ。もちろんオリックスにも水口や北川といった2001年近鉄優勝時のメンバーが何人かいる。だが、近鉄というチームだけが、そこにない。無骨なチームカラーが好きで昨年まで応援していたファンとしては、なんとも形容のしがたい形に変形してしまった「近鉄」の二つの姿に、言葉も思いつかない。

もちろんどちらを応援するとかいうのも今は考えにくい。選手レベルで応援したい名前で考えると、礒部・岩隈という昨年の合併騒動での顔になった選手のいる楽天には頑張って欲しいし、新生オリックスに対しても、昨年感じたような敬遠したい気持ちは、やっぱり「バファローズ」という愛称の前に吹き飛んでしまっている。最下位争いなどしていないで、どっちも頑張ってくれ。

実は、こういうのは試合を見ていればハッキリするのではないかと思っていたのである。そして、劣勢の楽天が礒部のホームランで追い上げを始めたとき、けっこう僕は楽天に肩入れをしていたのだが、最終回、オリックス抑えの山口が四球などでピンチを作ってしまったところで、非情にもバファローズベンチから出て来た仰木彬監督の姿を見たとき、やっぱオリックスもバファローズも仰木さんだよなあ、僕らいつだって仰木さん好きだったじゃん、などと思ってしまい、そのあとは結局「どっちも頑張れ」になってしまったというわけである。

このアンビヴァレントな気持ち、しばらくは解決しそうにないな。
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# by deadfunny | 2005-04-10 17:41
2005年 04月 10日
9.Apr.2005 (Sat)
ビニールジャンキーの同志である石井と話していてお互い認めた話なのだが、欲しいレコードというのは、手に入れるプロセスが楽しかったりするわけで、実際手に入れるとその瞬間おおかたのところどうでもよくなってしまうものなのである。

そのときちょうど発送待ちになっていたレコードは、僕が長年探していたもので、ああこれが届いたことでどうでもよくなってしまったら寂しいものだ、と思っていたのだが、先日ついにそれは我が家にやってきた。

SHTW 800Triple Echo
SOFT MACHINE
Harvest SHTW 800, 1977
ソフト・マシーンの3枚組編集盤で、CDにはなっていない。状態のいいものは1万円以上してしまうもので、そうそう見るものでもない。僕が50ドルそこそこで入手できたのは、箱が一部潰れてしまっているからなのだと思うが、盤の状態は3枚とも良好だ。

このレコードの目玉は、1967年にPolydorから発売された幻のデビュー・シングルの両面が収録されているところにある。ファースト・アルバム以前、デヴィッド・アレン在籍時の音源はこのほかに、ジョルジオ・ゴメルスキーをプロデューサーに迎えたデモ録音や、発売されなかった2枚目のシングル曲「She's Gone」が入っているが、この辺はCD化されている。

で、その最初の2曲を聴く。両方とも作者はケヴィン・エアーズで、1曲目「Love Makes Sweet Music」はキャッチーなサイケ・ポップになっている。2曲目「Feelin' Reelin' Squeelin'」もポップだが、こちらはちょっとデヴィッド・アレンのテイストも入った面白い曲だ。長年の願望が叶い、嬉しいのだが、もともとリリース時にさほど話題にもならなかったような曲であり、音楽自体に受けた感動とかより、手に入れたということに対する満足感、達成感のほうが勝っていることを否定できない。まあ、このオリジナル・シングルに何万円も出すようなことはないだろうということがわかったのは大きいか。

僕が好きなマシーンはせいぜいロバート・ワイアットが在籍していた頃くらいまでなので(「6」以降は聴いたことすらない)、この3枚組を最後まで聴くのはだいぶ先のことかもしれない。でも、1枚目はもう3~4回聴いていたりする。それでいいのだと思う。

<追記> 4.Nov.2005
その後ほどなくリリースされた2枚組ベストCD「Out-Bloody-Rageous - An Anthology 1967-1973」で、デビューシングルの両面が初CD化! いつもこれなんだよな・・・
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009F2BX0/
(追記ここまで)

******

同時にもう一枚届いたのが、ヴァン・ダイク・パークスのファースト「Song Cycle」のUSオリジナル盤。最近実はモノラル盤が存在していたことを知ったのだけど、数万円クラスのアイテムなのでそれは諦め、ゼロひとつ少ない金額で買えるステレオ盤のゴールドレーベルを落札したのである(約20ドル+送料)。

Song Cycle
Van Dyke Parks
Warner Brothers WS 1727, 1968
鳴り出した音の鮮やかさに、ちょっと感動。しばらく聴いていないアルバムなので、CD(UK盤は1曲多いので注意)や国内盤LPと聴き比べないで「こっちがいい」などと断言するのは早計かもしれないが、掴みどころのないアルバムのイメージがちょっと晴れたかな、という印象。ブライアン・ウィルソン「SMiLE」の共作者だったということも、このアルバムの音から容易に伝わってくる。
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# by deadfunny | 2005-04-10 00:04
2005年 03月 31日
31.Mar.2005 (Thu)
未見なのだが、木村拓哉が主演する4月スタートの月9ドラマ「エンジン」の番宣CMで、キンクスの「I Gotta Move」が使われているのだという。「All Day And All Of The Night」のB面曲であるこの歌(1964年)が月9主題歌になるとはさすがに思えないが、果たしてキンクスのほかの歌が「プライド」におけるクイーンのように主題歌で使われるなんてことが、日本のテレビ的にあり得る話なのだろうか?まあ、かつて研音所属のノーザン・ブライトなるバンドが月9で使われ、それでも売れなかったという黒歴史もあるにはありますが・・・。

そりゃおめぇ(某社長の真似です)、キンクスって言ったらちょっとロックを知っているような連中だったら誰もが認めるバンドだろうし、名曲と呼ばれる歌も一つや二つではない。10や20でも済まないくらいだ。でも、かと言ってそれが一般受けするのかと訊かれたら、答えは明らかにノーである。クイーンが売れたのは曲がポップでキャッチーだからというのがあるだろうし、過去に日本でアイドル的な人気でブレイクしていたことがあったというのも大きいだろう。キンクスに関しては、ポップさ、キャッチーさはあるし、アヴァンギャルドなところなんてかけらもないが、恥ずかしくなるようなわかりやすさまでは兼ね備えていない。「You Really Got Me」ですらカラオケで歌っても盛り上がらないだろうし、アイドル人気なんてもってのほか、クイーンが「Bohemian Rhapsody」とかやっていたころは大所帯で「SOAP OPERA」とか「不良少年のメロディ」なんてレコードを出していた連中である。

一時期に比べればずいぶんと知名度も上がったとは思うけど、ここで女子高生レベルにまで聴かれるようなことがあっても、まあ別に悪いことじゃないんじゃない? ベスト盤の歌詞を穴が開くまで読んで、英国特有の湿り気のある詞的センスに価値観を揺さぶられる17歳・女子が日本に100人でもいるようなら、他の全員に忘れられようが日本の未来は明るいさ(たぶん主題歌にも挿入歌にもなりませんが)。

それにしても、木村拓哉が「ぶっちゃけお前のこと愛してるぜ!・・・ちょ待てよ!!」とか言っているバックで「All Day And All Of The Night」のイントロが鳴ったりしたら・・・それはフジテレビのゴールデンというよりは、頭のヘンな奴が家でパソコンで編集したマッドムービーの世界である。待てよ、「Come Dancing」とかなら成り立つか・・・?(だからキンクスにはならないってば)
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# by deadfunny | 2005-03-31 23:59