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2009年 03月 14日
14.Mar.2009 (Sat)
ウェディング・プレゼント来日公演、木曜の東京初日に行ってきたのでご報告(@O-nest)。

ウェディング・プレゼントっていったらそりゃもう(以前も書いたに違いないが)僕の青春のバンドリストトップ5には確実にランクインする、イングランド北部出身のギターバンドのことなわけですが、高校生の頃にたまたま手に入れたコンピレーション「Tommy」に何か引っかかるものを感じて(衝撃を受けた、というのとはちょっと違った)、その後のメジャー移籍、そしてウクライナ民謡カバー集に面白いものを感じつつ、傑作アルバム「Bizarro」で聴かれる疾走感と誠実さ、ちょっとのポップさに凄さを覚えて、以後20年の付き合いにいたる、というわけで・・・

Tommy

The Wedding Present / Reception



Ukrainian John Peel Sessions

Wedding Present / Fresh Ear



そのあとスティーヴ・アルビーニと組んでシングルやアルバムを出し、1992年には毎月新曲を出すシングルシリーズ「Hit Parade」を敢行、僕も毎月一週目に西新宿で7インチ盤を見つけて買うのを楽しみにしていた。翌年、来日。ゼミの友人でかなり地味な男と行ったのだけど、彼がウェディング・プレゼントが好きだったというのがつくづく面白い話だった、とか・・・

The Hit Parade [Camden Deluxe]

The Wedding Present / Sony/BMG



その後移籍を繰り返し、僕が入ったレコード会社からもアルバムを出したりしたが、'90年代後半に名前をCineramaと変えて、ウェディング・プレゼントは消滅したかに見えた。のだけど、数年前に名前を戻し、アルバムもリリース。そして16年ぶりの来日公演。

開演前に物販コーナーに立つリーダーのデヴィッド・ルイス・ゲッジとちょこっとだけ会話。「16年前も来たのよ、俺」「それはどうも」みたいな。現地で会った谷やん(大学のサークル仲間)と飲んでいたら、同じテーブルの男性が話しかけてきたので、しばらく会話したのだけど、住んでいたところは違えどやはりこの年代のUKロック好きが通ってきた道は大差ないのだということを今さらながら確認。やっぱリリー・フランキーを育てたのは俺らだよね!とか(このネタわかる人いるだろうか)。

いきなり名曲「Kennedy」で幕を開けたライブは、アンコールなしで新旧織り交ぜながら突っ走って1時間半ほどで終わった。トレードマークの高速ギターカッティングも堪能、実直さがまるで変わっていないところもいい。再編後の曲もよいが、やはり'90年代前半までの曲が盛り上がる。「Brassneck」、「Blue Eyes」、「Crawl」、「Dalliance」、「Corduroy」、「My Favourite Dress」、「Come Play with Me」、「Flying Saucer」、「Crushed」、などなど・・・でも、現役感が感じられる歌や演奏だったので、懐かしさに震えるとかそういうのじゃなかったかな。今後の活躍にもまだまだ期待できるというか。

会場にいた客は4分の1くらいは外国人で、残りの日本人のうち90%以上は1970年前後の生まれであろうと推測される。まあつまり若い世代にとっては存在すらまともに認識されていないであろうバンドに違いないのだけど、それはそれでいいかとも思う。今の若者にとってのウェディング・プレゼント的な立ち位置のバンドがあるのかは知らないが、彼らは音楽だけでない部分で僕ら世代に大きな何かを残していたのだと思うし、そういうバンドは後追い的な聴き方では理解されにくいのはしょうがないのだから。
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by deadfunny | 2009-03-14 20:00
2009年 03月 04日
3.Mar.2009 (Tue)
さっそくショーン・レノンの新レーベルのコンピレーション「Chimera Music Release No.0」とU2の新作、そして年末にリリースされていながらまだ入手していなかったジャックスの3枚組ボックスを購入した。

ショーンの2006年作「Friendly Fire」はよく聴いたアルバムだ。リリースされてすぐに買ったというわけでもないのだけど(今回もか)、愁いを帯びたメロディと父譲りの声質やヴォーカルがマッチしていて、聴くたびになんとも形容しようのない切なさを覚える孤高の境地にすぐに取りつかれた。寡作な人なので次作がいつかなんて考えないようにしていたのだけど、昨年突如CMに登場、今回も国内盤はボーナストラックとしてそのCM曲「Freed」が追加収録されている。

新レーベルと言ってもアーティストは身内ばかりで、そのぶんアルバムとしての統一感もある。コーネリアスがリミックスを担当した曲は、最新作の「Sensuous」に聴かれるようなあの音がするのだけど、それでもアルバムには違和感なく収まっている感じだ。そして母のヨーコ率いるYoko Ono Plastic Ono Band名義の2曲も若々しくてヨーコさんらしくてカッコいい。8分にも及ぶ「CALLING」はなんとなく「Tomorrow Never Knows」っぽいグルーヴィーなダンスチューン?だが、単調なのにまったく飽きさせない。

今北米のインディ系SSWはかなり熱いらしいのだけど、ちゃんと新譜を追っていないせいで情報があまりない。ここから今後身内以外の新しい才能が輩出していくのかどうかわからないが、ルーファス・ウェインライトやロン・セクスミス、故エリオット・スミスらとある時代を作ったショーン・レノン(この認識は間違っているかもしれないけど)が2010年代に向けてどんな活動をしてくれるのか、急に楽しみになってくる「Vol.0」だ。

Chimera Music Release No.0

ショーン レノン(Sean Lennon / THE GOASTT) / Chimera Music


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by deadfunny | 2009-03-04 00:29