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2006年 09月 29日
28.Sep.2006 (Thu)
仕事が多過ぎて、どこからも手がつけられません! 大変です!!

そんな中、注目の新作はなぜかエルトン・ジョンとスティングだったりしまして、まあエルトンは20年以上ファンをやっているので新譜は当然買うけど、スティングも実は出れば必ず買っているのだ。

The Captain & the Kid
ELTON JOHN
Mercury 1706-422, 2006
Songs from the Labyrinth
STING
ユニバーサルクラシック UCCH-1018, 2006
エルトンのアルバムは、タイトルからもうかがえるように往年の名作「Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboy」の続編とも言えそうな、自伝的な作品。サウンドの感触はここ2作に近いの間くらいといった感じだが、昔の曲タイトルを詞に織り交ぜた曲があったり、あの曲やあの曲のフレーズを使用した曲があったりで、それだけで単純に楽しめる。各曲の吟味はまだこれからなので、取り急ぎ購入報告ということで。
スティングは、16~17世紀イギリスの作曲家、ジョン・ダウランドの曲を、ボスニア人のリュート奏者の伴奏で歌うという企画もの。ライナーではスティング自身がダウランドとの奇妙な縁や、そんな時代とは思えない作品の先鋭性などについて語っている。あの歌声がさらに作品に現代との接点を与えているよう。

そして、ハウスマーティンズの発掘音源集も登場。

Live at the BBC
THE HOUSEMARTINS
Mercury 984 2754, 2006
タイトルどおりのBBC音源集。ビートバンドとしての姿のほか、アカペラのものもたくさん収められており、このバンドの重要な側面がきっちりクローズアップされている。スタジオセッションだけでなく、グラストンベリーやノッティンガムでのライブ録音も計8曲収録。後者は昔NHK-FMでオンエアされたときにエアチェックしたテープでよく聴いたものからなので、個人的には思い入れが強い(このライブをフル収録したCDも出してほしい)。なお、BBC音源は以前に「Now That's What I Call Quite Good」という編集盤でも3曲リリースされていて、今回とは1曲だけかぶっている(「Drop Down Dead」)。

●その2枚のアルバムで聴けるBBCセッションを、時代順にまとめてみました。

21/7/1985 John Peel
Drop Down Dead
Flag Day
Stand at Ease
Joy Joy Joy *

6/11/1985 Janice Long
Freedom
Reverend's Revenge
Mercy
So Glad
He Brought Me Out
(Drop Down Dead) ?
(People Get Ready) ?

4/1/1986 Saturday Live
Shelter
People Get Ready - Sheep 12"

6/4/1986 John Peel
Over There
Happy Hour *
Get Up Off Our Knees *
Caravan of Love

3/6/1986 John Peel
Pickin' the Blues (John Peel Theme Tune)
Heaven Help Us All
He Ain't Heavy *
When I First Met Jesus *
Happy Hour

6/9/1986 Saturday Live
Heaven Help Us All (Sermonette) - Caravan of Love 12"

3/11/1987 John Peel
Always Something There to Remind Me
Sunday Isn't Sunday
Build

*をつけたものは、現時点で公式には音源化されていないもので調べのついたもの。?はやや自信なし情報。今回のCDにも一部収録された1986年6月のアカペラ・セッションは、Fish City Five名義によるもの。
なお、最後の回の「Always Something~」はBBCヴァージョンがそのままラスト・シングルとしてリリースされた。「Now That's~」のジャケットでは11月4日録音となっている。
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by deadfunny | 2006-09-29 02:39
2006年 09月 15日
14.Sep.2006 (Thu)
著作隣接権が切れた50年以上前の音源は原盤権を持っていなくてもレーベル関係なしにリリース出来てしまうわけで、今日もグールドの「ゴルトベルク変奏曲」の旧盤(1956年リリース)がディヌ・リパッティの演奏とのカップリングで売られているのを見たりしたが、ジャズもこのあとブルーノートなどの名盤がどんどんレーベル開放されていくに違いない。

昨日は突然バド・パウエルのレコードを何枚か引っ張り出して聴いていたのだが、彼のレコードも1953年くらいまでの所謂絶頂期にあたるものは今や出し放題である。律儀にVerveの全曲集でも買おうかとCD店に行ってみたら、ドイツの聴いたことのないレーベルから4枚組・1,460円という無茶な値段で、しかもハイエンド・マスタリングを謳ったCDが出ていたので、「これでいいや」と購入。

Bud's Bubble
BUD POWELL
Membran 222469-444, 2005
1945年のフランク・ソコロウ・クインテット、翌年のファッツ・ナヴァロ/ギル・フラーでの録音から始まるが、そのあとは1947年のルースト・セッションや、「Jazz Giant」でおなじみのトリオ演奏(1949年)、ブルーノートでの録音(同年)、ソニー・スティットとのプレスティッジ録音(1950年)、あとは主にヴァーヴのものや、マッシー・ホールでのものを含むライヴ録音などなど。ヴァーヴ後期のものはかなりすっ飛ばされているが、これは単純にこの時期のものは出来不出来の差が激しくて、ということからだろうか。

今後もこの手の商法は年を追うごとに増えていくわけで、それでもわざわざブランド品を買わせようというのであれば、よりよいマスターを探し出すとか、ジャケットの再現度にこだわるなどの、オリジナルメーカーならではの商品価値を生み出さなければ、大手レコード会社のひとつの使命は終わってしまうだろう。

この4枚組ですか? まあ、元が古いから音質のばらつきも納得がいくし、バドみたいにレーベルの掛け持ち(?)などのせいで時系列で並べた聴き方が面倒臭い演奏家の場合は、こういう編集がありがたかったりもするわけで、「これでいいや」以上の満足感はあるかもね。
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by deadfunny | 2006-09-15 01:54