2009年 03月 04日
さっそくショーン・レノンの新レーベルのコンピレーション「Chimera Music Release No.0」とU2の新作、そして年末にリリースされていながらまだ入手していなかったジャックスの3枚組ボックスを購入した。 ショーンの2006年作「Friendly Fire」はよく聴いたアルバムだ。リリースされてすぐに買ったというわけでもないのだけど(今回もか)、愁いを帯びたメロディと父譲りの声質やヴォーカルがマッチしていて、聴くたびになんとも形容しようのない切なさを覚える孤高の境地にすぐに取りつかれた。寡作な人なので次作がいつかなんて考えないようにしていたのだけど、昨年突如CMに登場、今回も国内盤はボーナストラックとしてそのCM曲「Freed」が追加収録されている。 新レーベルと言ってもアーティストは身内ばかりで、そのぶんアルバムとしての統一感もある。コーネリアスがリミックスを担当した曲は、最新作の「Sensuous」に聴かれるようなあの音がするのだけど、それでもアルバムには違和感なく収まっている感じだ。そして母のヨーコ率いるYoko Ono Plastic Ono Band名義の2曲も若々しくてヨーコさんらしくてカッコいい。8分にも及ぶ「CALLING」はなんとなく「Tomorrow Never Knows」っぽいグルーヴィーなダンスチューン?だが、単調なのにまったく飽きさせない。 今北米のインディ系SSWはかなり熱いらしいのだけど、ちゃんと新譜を追っていないせいで情報があまりない。ここから今後身内以外の新しい才能が輩出していくのかどうかわからないが、ルーファス・ウェインライトやロン・セクスミス、故エリオット・スミスらとある時代を作ったショーン・レノン(この認識は間違っているかもしれないけど)が2010年代に向けてどんな活動をしてくれるのか、急に楽しみになってくる「Vol.0」だ。
by deadfunny
| 2009-03-04 00:29
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