2006年 08月 04日
3.Aug.2006 (Thu)
代々木・Zher the ZOOにて、元ライドのマーク・ガードナーのソロ・ライブ。ライドっていったらそりゃもう、僕の1990年代のシンボルみたいなイギリスのギターバンドだ。今回は初のソロ・アルバムに合わせての来日で、フジロックにも出演している。

6時半スタートということで律儀に時間どおりに入場したが、なんと4アーティストが前座に並び、始まったのは9時半くらいか。ビバ'90'sな30代のお客さんには立ちっぱなしは辛いだろうと思ったりして。

ライブはアコースティックの12弦ギター一本によるもので、昔ながらの若々しい青春の歌声に翳りを足したような幽玄フォークロックの世界を作り出していた。新作からの曲が多かったが、ライドの楽曲のアコースティック・アレンジと並べると、根っこにあるものが変わっていないことが窺える。シド・バレットに曲を捧げたり、元マノ・ネグラのマヌ・チャオのカバー(「Bob Marley Song」)を演奏したり、その場でサンプリングした自分の歌声をループさせながら、それに合わせてハーモニーを重ねていったりと、多彩なパフォーマンスで飽きさせなかった。アンコールでは「Drive Blind」も演奏。

ライドはデビューEPが出たときに買ったのが始まりである。1990年代が始まろうとしていた頃、当時18歳の僕は「クロスビート」あたりの情報を頼りにイギリスの若手ギターバンドのレコードを買いまくっていたが、特にクリエイションに関してはレーベル買いをしていた。そこに登場したのがライドだったわけである。

デビュー盤はもちろん気に入ったわけなのだが、誰しもがそうであるように、決定的だったのは2nd EP「Play」の1曲目「Like A Daydream」である。ああ、もうこれに尽きるさ。これだけで僕の青春の数十%は語ることが出来るかもしれない。というわけで、アルバム発表前に行われた最初の来日公演@クラブチッタ川崎、そしてその次の(たしか)NHKホールとライブを観に行った。アルバム「Nowhere」はどこへ行くにも持って行った(取り立ての運転免許といっしょにね)。

シューゲイザーなんて言葉が生まれて、チャプターハウスなんかと並んでライドもその一角とされていた。ただ彼らに関して言えば、アルバム後の初EP「Today Forever」あたりまでがその枠内だったような気がする(コレに入っている「Unfamiliar」を当時アコースティックでカバーしたっけな。今思うとすごく正しかったわけだ)。セカンドアルバム以降は音楽的な変化が続き、最終作「Tarantula」は相棒のアンディ・ベル(現Oasis)が大半の曲を書いた乾いた味わいのアルバムとなった。まあリリース時点で二人の仲が悪くなっていて、解散状態だったわけだが・・・。

それから10年くらい経っているわけである。その間、マーク・ガードナーとローレンス・コルバートがアニマルハウスというバンドを結成してあまり面白くないレコードを出していたことは忘れるとしよう。2002年にライドが再結成して限定のシングル(30分に及ぶノイズ・ジャムを収録しているらしい)を出していたことは、だいぶ後で知ったことなので、知らなかったことにしよう。ボックスやBBC音源集も買ったりしたっけ。まあとにかく10年ぶりにマークは姿を現したのだ。

ソロ・アルバムも結構気に入っている。あの声がまた聴きたくなった人は、手に取ってみては。

These Beautiful Ghosts
MARK GARDENER
United for Opportunity, 2006
ISBN : B000B6TR16
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by deadfunny | 2006-08-04 01:54


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