2009年 11月 24日
22.Nov.2009 (Sun)
映画「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を観る。27日(金)までの上映なので、未見の方は必ず見るべし。



とくべつ天気が良かったわけではないが、大泉学園の映画館まで家から歩くことに。靴がまだ新しいこともあって、1時間後に着いたときには足首がだいぶ痛くなっていた。ちなみに、ムーンウォークを綺麗に決めるためには、足首の強さが必要らしい。

いちおう書いておくと、映像自体は行われることのなかったロンドン公演のリハーサル時の映像と、公演用に制作された映像部分、ダンサーやミュージシャンのインタビュー(マイケル存命時)などで構成されている。マイケルのインタビューはない。あくまで記録用で、公開の予定はなかったとのことだが、かなりの時間テープが回されていたのか、まるでソフト化が前提だったかのようにいろんな場面が収められている。

今までけっして見せてくれなかったコンサートの舞台裏をこういう形で初公開してしまうことに関しては、ちょっと複雑なところもある。マイケルがコンサートを行っていたら一般的にはオクラになっていたであろう映像であり、コレを見られることを手放しで喜んでしまうのも、ね。

映画でのマイケルはすこぶる元気だ。リハーサルであっても歌やダンスに集中していて、動きも50歳とは思えないほどキレがある。このちょっとあとに突然おっ死んじまうだなんて、到底想像できない。マイケルも、ダンサーやミュージシャンも、みんなこのショーを楽しみにしているようだし、終始見られる笑顔は野心と、音楽への感謝に溢れている。演奏される名曲の数々には文句のつけようもない。

マイケルには、このステージに立たせてあげたかった。マイケルはもういないというのは百も承知なのだが、ここまで大がかりで綿密なリハーサルで作り上げたものを観客に見せつけられないなんて、あまりに残酷すぎる。「で、ロンドン公演はいつから始まるの?」とでも言いたくなるラストだ。

この映画で初めてちゃんとマイケル・ジャクソンというアーティストの実像を見た人たちの感想には、それまでちゃんとマイケルを聴かなかったことへの懺悔が多く見られるという。たしかにここ10年近くのマイケルしか知らない若い人にとっては、マイケルの存在というのはリアリティのない、偶像的なものでしかなかったのかもしれない。だけど、マイケルが死んで初めて実像を知るだなんて、あまりに残念な話だ。マイケルをそのような存在に押しやったのは、他ならぬ我々だったのかもしれないのだが。
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by deadfunny | 2009-11-24 01:40


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